下館
城下町ぶらりコース
市街は城下町・下館の風情を今に残しています。歴史遺産が多く点在し、生涯を焼物創作に捧げた板谷波山のふるさとです。常総線の終着駅にふさわしい魅力あふれるコースをご紹介いたします。
コース情報
徒歩距離
約7.0km
所要時間
約2時間
下館駅
徒歩10分
羽黒神社
徒歩3分
しもだて美術館
徒歩2分
板谷波山記念館
徒歩35分
勤行緑地公園
徒歩5分
伊佐城・観音寺
徒歩30分
定林寺の銅鐘
徒歩5分
下館城址
徒歩15分
中村美術サロン
徒歩5分
加波山事件志士の墓
徒歩3分
下館駅
見どころ
羽黒神社
水谷勝氏が1478年(文明10年)に下館城を築いた時、領内安堵を願い出羽の羽黒神社を勧請しました。下館の中心に5つの羽黒神社を建てた後、水谷蟠龍斉がさらに2つ建て七羽黒となりました。桃山風建築様式を持つ一間社流造の本殿です。
しもだて美術館
下館美術館には、陶芸家・板谷波山、洋画家・森田茂、皮革工芸家・大久保婦久子をはじめ、版画家・飯野農夫也、書家・浅香鉄心、漆芸家・大西勲、水彩画家・柳田昭など、郷土ゆかりの作家たちの作品が所蔵されています。
板谷波山記念館
下館出身の陶芸家として、その偉業と功績を称え後世に残すべく公開しているのがこの記念館です。明治5年の誕生から東京美術学校に入学する明治22年まで過ごした生家や、東京田端の工房で過ごした窯など、名作の数々を展示しています。
勤行緑地公園
五行川沿いに緑地公園があり、散歩途中の一休みやサイクリングも楽しめるスポットとなっています。筑波山の姿を望むこともでき、春は桜の名所としても有名です。
伊佐城・観音寺
伊佐城は、南北朝争乱期、伊達行朝が南朝を助けて北朝軍と戦い落城し、以後廃城となりました。観音寺境内には伊佐城跡石碑があり、二の丸跡と言われています。観音寺本尊の延命観世音菩薩は鎌倉時代の作で、国の重要文化財です。また、観音寺客殿裏の樹齢約600年の大けやきは市の天然記念物です。
定林寺の銅鐘
1567年(永禄10年)に水谷家第7代下館城主、勝俊公が寄進した室町時代の天平式梵鐘です。形は細長く撞木の当たる撞座が下のほうにあり、高さ89cm、長径49cmの県指定文化財となっています」。
下館城址
現在の下館小学校の敷地が城の中心で、城郭石碑がある八幡神社付近に本丸がありました。水谷勝氏により築城され3代勝之の時に完成しました。
中村美術サロン
中村家は代々下館の名家であり、9代目は俳号を「風篁」といい与謝蕪村を支援しました。文化を受け継ぎ19代目が自宅の蔵を改装して美術サロンとして公開しています。日本画や油絵、板谷波山の作品もあり、定期的に企画展も行っています。
加波山事件志士の墓
加波山事件は、1884年(明治17年)富松正安を指導者とする16人が「自由の魁」の旗の下に加波山にたてこもり、自由憲政体制を作ろうとした事件です。妙西寺門前に平尾八十吉、富松正安、保多駒吉、玉水嘉一の4名の墓碑が並んでいます。
おすすめ情報
祇園祭り
「ソイヤ、ソイヤ」の掛け声とともに玉のような汗を飛ばす男衆のみこしと、若い女性の方に揺られる姫みこし。下館最大の夏の風物詩でもある「祇園祭り」は街中が大賑わいし、その迫力とエネルギーは圧巻です。毎年7月最終日曜日の朝、夜を明かした大みこしを勤行川の大橋あたりに担ぎいれるみそぎの儀式「川渡御」でクライマックスを迎えます。